bootctl(1)¶
名称¶
bootctl - ファームウェアとブートマネージャの設定を制御
書式¶
bootctl [OPTIONS...] status
bootctl [OPTIONS...] list
bootctl [OPTIONS...] update
bootctl [OPTIONS...] install
bootctl [OPTIONS...] remove
説明¶
bootctl は現在のシステムのブートローダーをチェック・アップデート・インストール・削除します。
bootctl status はブートローダーバイナリのインストールバージョンと全ての EFI ブート変数をチェック・出力します。
bootctl list は設定されているブートローダーのエントリを全て表示します。
bootctl update は EFI システムパーティションにインストールされているバージョンよりも現在のバージョンが新しい場合、インストールされているバージョンの systemd-boot をアップデートします。/EFI/BOOT/BOOT*.EFI に存在する EFI のデフォルト・フォールバックローダーもアップデートされます。エントリが存在しない場合、EFI ブート変数に systemd-boot エントリが作成されます。作成されたエントリはブート順序リストの一番末尾に追加されます。
bootctl install は EFI システムパーティションに systemd-boot をインストールします。systemd-boot のコピーが /EFI/BOOT/BOOT*.EFI に EFI デフォルト・フォールバックローダーとして保存されます。EFI ブート変数に systemd-boot エントリが作成されブート順序リストの一番上に追加されます。
bootctl remove は EFI システムパーティションからインストール済みの systemd-boot を削除します。
コマンドを指定しなかった場合、status として実行されます。
オプション¶
以下のオプションを利用することができます:
-
-h
,
--help
¶
短いヘルプテキストを表示して終了します。
-
--version
¶
短いバージョン文字列を表示して終了します。
-
--path
=
¶ EFI システムパーティション (ESP) のパスを指定します。指定しなかった場合 /efi, /boot, /boot/efi がこの順番でチェックされます。できるかぎり ESP は /boot にマウントすることが推奨されます。
-
-p
,
--print-path
¶
このオプションは status の挙動を変えます。標準出力に EFI システムパーティション (ESP) のパスだけ出力して終了するようになります。
-
--no-variables
¶
EFI ブート変数を変更しません。
終了ステータス¶
成功時には 0 が返ります。失敗時にはゼロ以外の値が返ります。