pkgdelta(8)

名称

pkgdelta - パッケージ差分生成ユーティリティ

書式

pkgdelta [options] <package1> <package2>

説明

pkgdelta は同じパッケージの異なるバージョン間のパッケージ差分ファイルを作成するために使用します。差分ファイルは基本的にはバイナリパッチとなります。pacman(8) は完全なパッケージアップグレードを実行するかわりに差分をダウンロードして、(パッケージキャッシュに存在する) 前のバージョンのパッケージに差分を適用して、パッケージをアップグレードすることができます。アップグレードに必要なダウンロード容量をかなり減らすことが可能です。

pkgdelta は差分を生成するのに xdelta3(1) を必要とします。

オプション

--max-delta-size <ratio>

差分が ratio * package_size よりも小さく場合にのみ差分ファイルを作成します。指定できる値の範囲: 0.0 から 2.0。推奨値: 0.2 から 0.9。デフォルト値: 0.7。

--min-pkg-size <size>

差分を作成するパッケージファイルの最小サイズ (バイト数)。デフォルト値: 1048576 バイト = 1 MiB。バイト数で絶対値を指定するか 4MiB や 3.5MB などのように人間が読みやすい形式で指定することができます。

-q, --quiet

出力を抑えます。警告とエラー以外は何も出力しません。

関連項目

pacman(8), xdelta3(1)

pacman とその関連ツールの最新情報は pacman ウェブサイトの https://www.archlinux.org/pacman/ を見てください。

バグ

このソフトウェアにバグは存在しません。バグを発見したら、できるかぎり詳しくバグの内容を記述して pacman-dev@archlinux.org にメールを送信してください。

著者

現在のメンテナ:

過去の主要貢献者:

他の貢献者については pacman.git リポジトリで git shortlog -s を使って確認できます。